(株)北栄建設 ハイブリット融雪剤
  株式会社北栄建設のホームページ 低コストな耐震金具の開発・販売
   HOME ハイブリット融雪剤モデル事業の成果・課題および今後の展望C-2 P21
目次 > P1 > P2 > P3 > P4 > P5 > P6 > P7 > P8 > P9 > P10 > P11 > P12 > P13 > P14
 > P15 > P16 > P17 > P18 > P19 > P20 > P21 > P22 > P23 > P24 > P25 > P26
   前のページへ  次のページへ
    2.課題および対応策

  @使用する木炭の種類

   炭は多孔質という特性を持っている。木炭の吸着性は一般的に黒炭で1g当り200300m2という広い表面積から生み出される。しかし、より高温で処理を行ったものが活性炭と呼ばれる炭である。活性炭は直径10-200Åの微細な孔を多数有し、1g当り500-2500m2という大きな表面積を持つことが特徴である。そのため普通の炭と比較してより高い吸着性を有しており、上水道においても粒状活性炭が高度浄水処理プロセスの1つに使用されており、有害な有機塩素系化合物であるトリハロメタンの除去に効果を発揮している。しかし、より高温な処理が必要なことから製造コストが増大し経済性において課題が発生し、活性炭を使用する場合の課題となる。対応策として、木炭の粒径を細かくすることで、表面積の問題を解決できないかと実験を行った。粒径1mmアンダーの炭を混合し散布したが、凍結防止剤との粒径の差が大きく、凍結防止剤の粒計より細かい炭のほうが多く排出される事態となった。また散布車及び散布機に投入の際、飛散する事態となり実用には問題が発生した。逆に粒径の大きい7ミリを散布したところ、路面に万遍に散布するには使用量を多くしないと行きわたらない結果となった。結果、経済性の観点と利便性の観点から使用する木炭の粒径は3ミリ程度が望ましいという結果となった。

  A凍結防止剤の散布方法について

    凍結防止剤の散布には路面の凍結を防ぐ目的で事前に散布する場合と、路面上に残った雪や氷を溶解する目的で事後に散布する場合がある。路面上にある水分の凍結防止を行う事前散布と路面上の雪や氷を溶かす事後散布は本来同じ作用であるが、別の現象として分けて考える。すなわち事前散布は雪や氷を溶かす事が目的ではないので熱は必要ない。それに対して事後散布は雪や氷を溶かす事が目的となるために熱が必要となる。

   a)事前撒布

     事前散布は路面上の水分が凍結しないように凍結防止剤の散布を行うことである。例として、日中雪や氷が解けて路面が濡れている状態の場合、夜間の冷え込みによって凍結することを防止するために散布するという状況がある。このような状況で路面の凍結を防ぐには、路面の水分に凍結防止剤が溶けることで、0℃で凍結するはずの水を、凝固点降下によって凍らないようにすることが求められる。この段階において凍結防止剤に求められるものは、凍結防止剤溶液の最低融点、最低融点温度になるときの凍結防止剤溶液の濃度、凍結防止剤の水への溶けやすさの3つの要因である。従来使用していた凍結防止剤は問題無く機能するが、木炭の性質が問題となる。散布後、木炭は固形体を維持したままだが車両等の通過に伴い木炭が砕けて粒径がさらに細かくなる。路面の水分に溶解するまでは行かないが道路排水によって側溝に流されることは確認できた。また木炭の吸着効果は微量であり、凍結防止剤溶液の最低融点、濃度には影響がないと実験結果より考えられる。

   b)事後散布

     事後散布は路面上に残った雪や氷を溶解する目的で凍結防止剤の散布を行うとこを言う。路面に散布された凍結防止剤は、道路舗装などの温度を低下させ、元々の温度との差を雪や氷の溶解に利用する。そのため凍結防止剤散布直後には、舗装体の温度は一気に低下することになる。この場合、木炭自体には温度調節の機能は無いが日照がある場合、日照を熱エネルギーに変換する役割があり雪や氷の溶解を促進する働きがあることが実験により確認されている。よって、雪や氷の溶解機能を期待する場合、本製品の散布後には日照があることが望ましい。

 
 
HOME  |  会社概要 |  お問合せ・資料請求  |