(株)北栄建設 ハイブリット融雪剤
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1.取り組むに至った背景
 岐阜県は本島の中でも有数の寒冷地地帯であり、山間部にはスキー場などのレジャー施設も数多く存在しています。シーズン中県外からの来客者も多く、冬季は道路の除雪・凍結防止の維持作業を行っているが、積雪・凍結による交通事故も毎年多く発生しています。現在、積雪時における道路の管理作業は除雪作業のほか、主に凍結防止剤の散布によって行われている。一般的に使用される凍結防止剤は塩化ナトリウムNaClや塩化カルシウムCaCl2といった塩化物系の物質である。これらの塩化物系の凍結防止剤は凍結温度が低く、溶解性、速効性に優れ凍結防止剤として高い性能を有する。加えて入手も容易であり貯蔵しやすく、運搬及び散布も容易に行えるという利点がある。一方、散布後に発生する塩化物を含んだ排水による、鉄筋コンクリートや橋梁への塩害が問題となっている。1993年にスパイクタイヤの使用が禁止されて以来、凍結防止剤の散布量は増加している。凍結防止剤に含まれる塩化物はコンクリート表面から内部に浸透する事でアルカリ骨材反応を誘発するばかりでなく、内部の鉄筋を腐食させ、ひび割れの発生によってコンクリート構造物の劣化の要因となる。鋼鉄製の構造物の場合はより直接的な被害を受ける事となる。こうした構造物の劣化は維持補修費用の増大を招き、場合によっては想定された使用年数到達前に再構築に至るケースも考えられる。
 ここで冬季の道路管理作業で使用されてきた凍結防止剤に注目した。現在用いられている凍結防止剤は塩化物を主成分としたものが多く、散布後に発生する塩化物を含んだ排水は鉄筋コンクリート構造物や鉄筋製品へ塩害という形で悪影響を及ぼす可能性がある。鉄筋コンクリート橋梁のけた部分の伸縮装置の損傷や排水の目詰まりによって漏水が発生、塩化物を含んだ排水によって湿潤状態になり塩分が浸透し、結果鉄筋腐食が進行して断面欠損を生じている例が報告されている。この様な被害を防ぐため塩化物を含まない酢酸系の凍結防止剤の使用や、凍結抑制舗装を施すことなどが挙げられる。しかし、酢酸系の凍結防止剤は塩化物系凍結防止剤に比べ非常に高価で、凍結防止効果、融雪効果も劣っているという問題点があるため、広く利用されるためには課題が残されている。凍結抑制舗装は長期的な効果が見込めるが、既存の道路施設に使用するには路面の再舗装が必要であり既存の施設を可能な限りそのまま使用するなど維持管理コストの低減が重要な要素である。
本研究では木炭の持つ性質に着目した。木炭は
@太陽光を熱エネルギーとして蓄積するため凍結防止効果がある。結果的に凍結防止剤の使用量を減らすことができる。
A無害な物質であるため使用が容易である。
B物質を吸着する性質を持つため、排水中のクリーン化が見込める。といった機能を有している。
これらの機能を利用して低コストかつ効率的で安全な凍結防止剤の開発を目的として、凍結防止剤と木炭を混合して散布し、従来の凍結防止剤と凍結防止効果、融雪効果の比較及びそれぞれを散布した後の道路排水の水質分析を行い、機能を検証するとともに、より効率的な維持作業の方法を研究する。
 現在岐阜県では、森林づくりに非常に積極的で山林の間伐作業によって生産される間伐材は木炭の原材料に利用可能である。さらに本事業の成果を元に製品化したものを地域建設業が利用できる状態にできれば、活性化にもつながると期待できる。

 
 
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